教室開催会場 参考例

 

教科書ー教室会場選び

 
 

3.教室開催会場 参考例

教室開催場所となる参考会場を10例と
会場それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。

 (1)公的施設
(2)レンタルスペース
(3)マンション集会場・コミュニティールーム
(4)ダンス・バレエスタジオ
(5)親子カフェ
(6)住宅展示場
(7)保育園・幼稚園(課内・課外)
(8)カルチャーセンター
(9)テナント
(10)自宅

(1)公的施設

公民館・自治会館・市民センター・区民センター・コミュニティーセンターなど
地方公共団体が運営しています。

地域や会館によって利用条件が、異なります。

その会場の予約方法はどのようなシステムなのか、調べましょう。
・毎月決まった日に数ヵ月先までの予約ができるか。
・年間通して、同じ曜日で予約ができるか。
・年間で安定して予約できるか

また、実際にその会場で開催している他の教室の情報を調べ、
参考にしましょう。
・どういう教室が開催されているか。
・月謝はいくら位が多いか。
・月何回開催されているか。   など
※上記はあくまでも、周囲の状況を知っておくためであり、
他の教室に合わせるためではありません。

【メリット】
・場所がわかりやすい。
・地域の方に周知されている。
・館内のチラシ、ポスター、HP等で告知してくれることもある。
・館内にチラシを置くことができる場合もある。
・市の広報などに載せられる場合もある。

【デメリット】
・教室の場合、営利目的となり、使用できないことが多い。
・安価の教室のイメージを持たれやすい。
・予約が埋まって取りづらいことが多い。
・予約方法が、抽選など、安定して取りづらいことが多い。

(2)レンタルスペース

時間で部屋を貸出しするシステムになっている場所です。

金額等、詳細は、会場ごとに異なります。
予約方法、備品、キャンセル規定など条件をよく調べましょう。

【メリット】
・空いている曜日、時間があれば、安定して借りることができる。
・きれいな会場が多い。
・時間単位で使いたい時間を借りることができる。
・会場のHP、ブログでも告知をしてもらえることもある。

【デメリット】
・レンタル料が高めの場合が多い。
・人気の会場は、予約がいっぱいで取りづらいことが多い。
・予約時にレンタル料を支払い、その後、キャンセルできない、
返金されない会場が多い。

(3)マンション集会場・コミュニティールーム

集合住宅、団地、地域にある、その地域(建物)住民のコミュニティーを
目的としたスペースです。

居住者だけを対象とする会場や、居住者以外も使用できる会場があります。

使用にあたって、自治会、理事会の承認が必要なところもあります。
よく確認をしましょう。

【メリット】
・新しいマンションの場合、対象の乳幼児が多くいる。
・掲示、ポスティングがしやすいことが多い。
・ママからの口コミを起こしやすい。

【デメリット】
・オートロックなど、セキュリティが厳しい会場が多い。
・外部からの出入りがしづらい会場が多い。
・住人以外を入れられない場合もある。
・自治会、理事会の承認を得る場合、手続きに時間がかかる場合もある。

(4)ダンス・バレエスタジオ

ダンス・バレエを行っているスタジオの空いている時間を借りられる
場合があります。

レンタルスペースとして、案内がない場所でも、交渉をして
お借りできる場合もあります。

【メリット】
・レンタルを打出していないスタジオもあり、交渉次第で開拓できる。
・スタジオの生徒さんと相互に、集客の効果が期待できる。
・比較的、安定して借りられる。
・スタジオのHP、ブログ等で紹介いただける場合もある。
・看板などがあり、場所の説明がしやすい。

【デメリット】
・レンタル料が高い場合がある。
・希望の時間帯が、借りられない場合がある。

(5)親子カフェ

「親子カフェ」は、小さいお子様連れのお客様をメインターゲットとした
飲食店です。
親子で参加できるイベント開催をしている場所もあります。

【メリット】
・対象の親子が集まりやすい。
・対象の親子に知っていただき、拡散されやすい。

【デメリット】
・スペース的に少人数しか入れないことが多い。
・利用にあたっては、ドリンク注文が必須などの条件がある場合もある。

(6)住宅展示場

住宅展示場の展示住宅内や、併設しているキッズスペースや
イベントスペースをお借りできる場合があります。

住宅公園、ハウジングセンターと呼ばれるところもあります。

【メリット】
・ほとんどの場合、駐車場がある。
・地域の人にわかりやすい場所にある。
・展示場のHP、ブログ、チラシなどで告知していただける場合もある。

【デメリット】
・使用できるスペースが狭いことが多い
・他のイベント等があり月1回ないし2回にしか借りられないこと多い
・オープンスペース等、人の動き多い、音の制約があるなど、良質なレッスンの提供に適さない場所も多い

(7)保育園・幼稚園(課内・課外)

未就園児親子を対象に、お部屋をお借りして開催できる場合があります。

また、園児を対象に、課内授業の一環として入れる場合や
課外教室として放課後、時間で教室をお借りできる場合があります。

【メリット】
・地域の対象のママに広く認知されやすい場所。
・対象の親子に知っていただける働きかけがしやすい。

【デメリット】
・園が独自に未就園児対象の教室を開催している場合もある。

(8)カルチャーセンター

カルチャーセンターは民間の教養講座を開催しているところで、文化教室
カルチャースクール、と呼ばれるところもあります。

そのスクールの講師として、講座を開催するのが主な形態です。
※集客、収支面からデメリットが多く、リトピュア教室会場としては、適切ではない場所が多い

【メリット】
・安定して使える。
・教室としての雰囲気が出しやすい。

【デメリット】
・体験者、参加者とのコミュニケーションがとりにくい。
・報酬は歩合制が多く、講師の割合は低い。
・受講期間がコース(数ヵ月)で決められているところが多い。

(9)テナント

物件を教室会場として、家賃を払って借りる形態です。

【メリット】
・時間設定が自由にできる。
・教室としての雰囲気が出せる。
・信頼性、安心感が出せる。

【デメリット】
・毎月、費用がかり、収入と賃料とのバランスがとりづらい。
・レッスン時間以外の空き時間の活用方法を考える必要がある。

(10)自宅

自宅を教室として使うことができます。

【メリット】
・時間設定が自由にできる。
・移動に時間をとられない。
・レンタル料がかからない。

【デメリット】
・大人数の対応が難しい。
・環境の切り替えが必要。

 
 

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