隊形づくり

 

カリキュラムの仕掛け

 
 

4.隊形づくり

それぞれのカリキュラムごとに、適した隊形があります。

隊形ひとつで、子どもの集中や興味のわき方が変わります。
隊形を、常に意識するこが大切です。

そのベストな隊形をつくるためには、イミングよく、わかりやすく、
先生が伝えることが必要です。

伝えて瞬時にママパパと子どもに、動いてもらうために大事なことは

・ハッキリと滑舌よく明確に話す
・声を前に出し届ける
・手を使ったり、身をのりだしたりアクションを入れる
・視線を合わせる

指導動画でも、毎回お伝えしていますので、よく観て行ってください。

では、主な隊形について確認します。

(1)先生と対面に座る

ラッシュカードやお話リトミック、お絵描きリトミックでは、
先生と対面に座らせます。

リズムステップや、キャラクターリズムカードでも、カリキュラムの
内容によっては、対面で座ることを指定しているときもあります。
ママパパと一緒に、子どもが先生の方を向いて座れるように促します。

フラッシュカードやお話リトミックのときは、先生の横に座ってしまうと
見えにくいので、前の中央寄りに座るように誘導しましょう。

(2)小さな円をつくる

はじまりの歌と、さよならあんころもちのあとは、小さな円になって
集まるようにします。

そのための仕掛けがあります。

「シュー バイバイ~」といいながら、大きく小さくを繰り返し、
最後にギューと円を小さくして、ストンと座る。

このとき小さな円になっている、という仕掛けです。

大きくなったり、小さくなったりするシーンでは、ワクワクするように
声をかけて動きます。

ママパパと子どもが、先生の話を集中して聴ける隊形をつくりたいからです。

小さな円とは、隣同士ができるだけ近づいて、隙間が開かない状態の円です。
その隊形になると、子どもが円から出ていきたくならないのです。

また、視線が先生に集まりやすく、子ども、ママパパ一人ひとりと目を合わせられ、話をよく聴く体制が整います。
これが、聴こうとする耳を育む仕掛けの一つです。

このように円を小さくする意味を理解して、小さくなって座れるように
促しましょう。
このとき大事なことは、先生が妥協して中途半端な円にしないことです。

もしも、座ったときに隙間が、目立つ円になってしまったら、
ママパパに、「小さくなってください」と声をかけて小さな円にしましょう。
妥協しない、です。

一番いいのは、「シューバイバイ~ ストン!」とシューの勢いで、
小さな円を楽しく自然につくることです。
(※動画1.キッズ 「はじまりの歌」を観て確認しましょう)

 
 

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