先生が持つ教具で行うレッスン

 

教科書ーレッスンポイントⅡ

 
 

2.先生が持つ教具で行うレッスン

一人ひとりが持つリトピュア教具セット以外に、
先生だけが持つ特別な教具があります。

毎回のレッスンで使うものと、カリキュラムに応じて使うものがあります。

毎回のレッスンで使うものは、体験レッスンまでに、
カリキュラムに応じて使うものは、指導動画、カリキュラム資料をよく見て
該当月のレッスンまでに準備をしておきましょう。


(1)フラッシュカード

フラッシュカード(季節の食べ物・かさねの色目・日本の暦)と
キャラクターリズムカードを使い、毎回のレッスンで行います。

4種類のカード、リズムカードは裏面の音符カードも
順番に同じテンポで言い、子どもとママパパが復唱します。

このカリキュラムでは、子どもが集中している姿を引き出すことができます。

ママパパに、はっきりと声を出すこと、子どもの身体を
トントンとリズムをとることを伝えます。

先生が安定よく、カードを持ち、同じテンポでフラッシュできることが
重要です。
練習するときに、鏡を見て確認しておくことが大切です。

①隊形

・対面で行う。

講師の定位置(講師セットを背にして部屋全体が見渡せる場所)に座り
子どもを対面に集めます。

座る位置のうしろに、少しスペースを確保し、子どもの状況に応じて、
後ろに下がったり、前に行ったりできるようにしておきます。

②ポイント

・レッスン前に順番・向きを確認する。

絵が見えないように下向きにして、読む順番に、種類ごと、互い違いに
重ねておきます。

毎回のレッスン前に必ず、枚数と、4種類の順番、向きを確認し、
整えておきましょう。

フラッシュカードは、
下記を参考に練習しましょう。
(※【定番動画】18.19.20キッズ・リトル・ベビー共通)

1.19.フラッシュカードの説明
毎月のカードの種類、並べ方を理解する

2.20.タイトルコールについて
発する言葉のリズムを練習する

3.18.キッズ・リトル・ベビー共通
4月のフラッシュカード
実際に動画の先生と一緒に行う

4.5.キッズ
カードはじまりの歌~フラッシュカード

そのままできるようにする

・集中する隊形に整える。

前奏で、声をかけ、円から先生との対面に隊形を変えます。

左右に広がっている場合には、中央に集まるよう手振りと言葉で
促します。

隊形を整えた後は、わんくんのリズムで膝をトントンとしてとります。

ママパパにも、リズムをとってもらうよう促します。

ママパパが子どもから離れたところにいるときは、
子どもの近くに行っていただきましょう。

「お子さんをトントンとしてくださいね」と声をかけることで
ママパパがお子さんの近くに行くようになります。

・一定のテンポで読む。

最初のタイトルコールを言うときに、全体のテンポが決まります。
※テンポは v130~135くらいです。
指導動画では  v135で行っています。
※タイトルコールについては指導動画をよく観てください。

だんだん速くなったり、遅くなったりせず、
一定のテンポで行えるようにしましょう。

・視線を、子どもに向ける。

1枚ごと、カードの裏の文字を、読みとり、すぐ視線を上げ
子どもの反応を見逃さないようにします。

③準備

季節の食べ物・かさねの色目・日本の暦・キャラクターリズムカード・
音符カードの順番で読みます。

季節の食べ物・かさねの色目は、裏面にある月を見て、レッスン月のものを用意します。
※月の指導動画にある、その月のフラッシュカードの動画を
よく見て確認してください。

日本の暦は、レッスン月を最初に見えるようにして、最後に言います。

キャラクターリズムカードは、わんくんを最初に見えるようにしておき、
ぱあおんくんの後、「へーんしん」と言いながら、音符の面にし
「音符カード」と続けます。

カードの種類、順番、向きは、必ず毎回、確認しましょう。

その日のレッスンの最初だけではなく、各クラスのレッスンの前にも
確認です!

持ち方
1.カードの上下中央を持つ
2.下になった手の腕を身体につけ、安定させる
3.カードの上の辺が胸より下になるようにする

定番動画をよく観て、練習をしてください。
固い表情にならないように鏡を見て、笑顔でできる練習をしましょう。
(※【定番動画】18.19.20キッズ・リトル・ベビー共通)


(2)お話リトミック

お話リトミックは、読み聞かせではありません。

絵本の内容を、リトミック要素たっぷりに取り入れ、つくり上げています。

ですから、先生は、言葉のリズム・ストーリーのリズムを大切にして、
このお話の世界を演じてください。

指導動画を繰り返しよく観て、マネをしましょう。

①隊形

・対面で行う。

フラッシュカードの隊形のままです。

②ポイント

・絵本を取りに行く流れが重要。

動画を観てよく練習をしてください。

流れは次の通りです。

フラッシュカードが終わり、お話リトミックはじまりの歌が流れてきたら、
すぐ手拍子をします。

ママパパと子どもに向けて、促すように2、3回手拍子をしたら、
フラッシュカードと絵本を交換しに、講師セットのところへ行きます。

交換した絵本を脇に挟み、手拍子をしながら、子どもの前に座ります。

歌の最後「♪~聴きましょう」で、絵本を片手で持ち、身体の前に出します。

「シーシーシー」で、片手を口に当て、子どもを見渡します。
歌が終わったら、すぐ絵本のタイトルを言い、お話リトミックをはじめます。

・集中を切らせない。

フラッシュカードのあと、絵本と交換に行くとき、すぐ手拍子をして
ママパパと子どもの集中を切らさないようにします。

このとき、視線は子どもに向けています。
絵本を講師セットから取り出すときも、身体も子どもの方に向けたまま、
素早く脇に挟んで、手拍子を続けます。

隊形を整える指示が必要ある場合は、ここで行います。

横に広がりすぎていたら、中心に集める
円になっていたら、対面になるよう促しましょう。

・穏やかに言う。

お話リトミック はじまりの歌の、「シーシーシー」は
静かな、穏やかな声で言い、絵本に手を添えます。

クラス全体が静かな穏やかな空気になり、絵本に集中します

・お話リトミックは、3分で読み終わるよう練習をしておく。

指導動画をよく観て、そのまま丸ごとマネをしてください。

言葉、タイミング、視線などすべてです。

3分で読み終わらないときは、言葉やタイミングが違っています。

お話リトミックは、1つの曲と捉えています。

リズムにのって、繰り返し練習し動画通りにできれば、
レッスンで、よい反応を引き出すことができます。
(※動画6.キッズ ベビー お話しリトミック 参照)

③準備

・絵本の購入

絵本は、2ヵ月分(1ヵ月2冊)をカリキュラム配信時に、ご案内します。

翌月使用する絵本は、いずれか1冊をカリキュラム配信までに
購入、または図書館で借りるなど、先生ご自身で用意をしておいてください。

例;5月使用の絵本は、3月4月のカリキュラム配信時に
ご案内しますので、4月20日までに用意してください。

指定の絵本を使ったお話リトミックは、カリキュラム指導動画で
毎月2動画 1冊3分丸ごと配信しています。

皆さんは、指導動画を見てそのまま演じてください。

・1版のレッスンで行う。

月ごとの絵本は2冊です。
1クラスの1レッスンで、1冊の絵本を読みます。

月2回レッスンの場合は、
2冊の絵本のうち、1冊用意して練習しましょう。

月3回レッスンの場合は、2冊用意しましょう。


(3)パラバルーン

パラバルーンは、1枚のパラバルーンをクラス全員で持ち、
一体となってリズムを体感できるカリキュラムです。

これは、2歳児キッズ、1歳児リトルで行います。

①隊形

・小さい円をつくる。

パラバルーンを広げ、ピンと張るために、小さい円をつくることが必要です。

ママパパに「おへんじのときくらい小さい円をつくりましょう」と、
具体的に声をかけます。

②ポイント

・成功させる3つの要素

 指導動画をよく観て、できるようにしてレッスンに臨みましょう。

1.ママパパにパラバルーンを引っ張ってもらいます。
2.子ども一人ひとりを覗き込むようにして視線を合わせます。
3.パラバルーンは常に張っておきます。

・低い位置で張る。

2歳児キッズも1歳児リトルも、子どもは床に座ります。

そして、子どもの膝くらいの高さで、手前に引いてピンと張るように
ママパパに声をかけます。

・パラバルーンは、常にピンと張った状態で行う。

ピンと張っていることで、リズムが伝わり、ワクワクと楽しく行うことが
できます。

ママパパにこのポイントが伝わると、張ることを意識してくれます。

最初に持ったときに、ピンと張ることをはっきりとした言葉とアクションで伝え、ママに協力していただけるようにしましょう。

・すぐに畳む。

終わったら、サッと引き上げ、すぐに講師セットにしまうことで、
子どもの意識がいつまでもパラバルーンに行かなくなります。

次のカリキュラムへもスムーズに移れます。

子どもが次に使う教具をを探している間に
素早く畳み、しまいましょう。

③準備

・使用するレッスンまでに、パラバルーンを確認する。

教室準備品にあるパラバルーンを使います。

使用していると、ほつれが出たり、汚れが付いたりすることがあります。
レッスン前に必ず状態を確認し、整えておきましょう。

保育園用商品のパラバルーンは、大きく重く、リトピュアの
リズムを体感するレッスンには、適切ではありません。

(※動画16.17 キッズ・リトル共通 パラバルーンについて 参照)


(4)ペープサート

ペープサートとは、切り抜いたイラストにマグネットをつけて、
ホワイトボードに貼れるようにしてあるものです。

人見知りな子も、思わず自分から動き出してしまう
ワクワクと楽しい“魔法のカリキュラム”です。

使用するイラストは、該当月のカリキュラム配信の際に
メールに、PDFファイルを添付し送ります。

作り方も一緒に、添付しますので、よく読んでレッスンまでに
用意してください。
(※動画9. キッズ キャラクターふれあい 参照)

①隊形

・先生の立ち位置が重要

先生は、ホワイトボードを横に見える位置で、ペープサートを渡します。

子どもにペープサートを渡しながら、ホワイトボードに貼っている
子どもの様子も見える位置です。

ホワイトボードから少し離れ、ホワイトボードに対して、
自分の身体が垂直になる位置で、渡しましょう。

指導動画をよく観てください。

②ポイント

・取りに来られない子を見逃さない。

全員が、一人で取りに来て、一人で貼れるわけではありません。

貼りたいけれど、なかなか取りに来られない子どももいます。

先生は、取りに来られない子がいないか、
クラス全体を見て把握しましょう。

・「自ら取りに来られた!」場面をつくる。

一人で取りに来られない子がいるとき、先生は、その子が
「自分で取りに来れた!」という場面をつくります。

サッと手渡すのでは、ありません。
子ども自ら、ペープサートに手を出せるようにするのです。

まず子どもの近くまで行きます。

子どもが手を伸ばしたとき、ペープサートにあとちょっとで
手が届きそうだけど、届かない、そんな位置です。

そして、ペープサートを広げて見せ、「どれがいい?」と声をかけましょう。

子どもが手を伸ばしたら、ちょうど取れるようにします。

「取れたね」「選べたね」とすぐに褒め、ママパパと一緒に
張りに行くよう促します。

一度取れた子は、次は、ママパパと一緒に、または一人で
取りに来られます。

・時間があれば、繰り返し貼る。

貼れた子、貼れない子と偏らないように充分に、気をつけます。

特に、自分から取りに来られない子が、
貼る回数が少なくなったりしないよう、配慮します。

子どもが貼ったペープサートを、さりげなく
剥がし繰返し貼れるように渡します。

指導動画を参考にしてください。

③準備

ホワイトボード
ペープサートプリントアウト用紙
マグネットシート
両面テープ

※ホワイトボードが会場に無い場合は、稼働式のパネルを用意します。
安定して置ける台も必要です。

作り方
1.該当月のカリキュラム配信メールに添付されたPDFファイルを開く
2.少し厚めの紙に印刷をする
3.形に沿って切る
4.裏2箇所に、短冊上に切ったマグネットシートを両面テープで貼る
※クラスの人数の枚数を用意する


(5)お絵描きリトミック

リトピュアの絵描き歌は、小さな子どもでも簡単で楽しく描ける!
いつまでも忘れずに歌って描ける!カリキュラムです。

リズムに合わせて、思いのままにクレヨンを動かすようになる。
簡単なわかりやすい絵描き歌だから、一人で描けるようになる。

これらの目に見える成長を、先生が見逃さずに褒めることで、
ママパパも成長を実感することができます。

このリトピュアの絵描き歌は、身近なものをテーマにしています。

このお絵描きリトミックは、グループで行うレッスンの中で
人見知りさんも、周囲に気兼ねなく、自分を発揮できる時間です。

お絵描きリトミックは、2歳児キッズ、1歳児リトルで行います。

①隊形

・対面で座る。

ホワイトボードと対面になるようにします。

ホワイトボードがまっすぐ見える位置か、遠くないか、
絵描き歌がはじまるまでに確認し、必要に応じて場所を誘導します。

ママパパは、子どもと同じ向き、子どもの横に座るよう声をかけます。

②ポイント

・同じ形を書くことが大事なのではない。

先生と同じ形を描けることだけを、目的にしていません。

大事なことは、子ども一人ひとりが自分なりの表現を
描くことを通して、楽しくできることです。

【絶対感性】です。

先生は、このことを常に意識し、子どもの様子を見逃さないで
具体的にその子の「できた!」を声に出して褒めます。

大きく描けたね・元気よく描けたね・おんなじ色にしたの
まっすぐ描けたね・リズムにのって描けたね など、
たくさん言葉をかけましょう。

(※動画13.14.15.キッズ リトル共通 お絵描きリトミック
準備、お絵描き、言葉がけ全てあります 参照)

・子どもの近くに早く行って声をかける。

絵描き歌は、同じフレーズを繰り返し、1曲を進めていきます。

最初の1フレーズで描いて見せたあと、先生はすぐ子どもの近くに行きます。

そして、子どもが描いている絵、音、リズムに反応している様子を
見逃さずに声に出して褒めます。

・ギリギリまで子どもの近くにいて褒める。

繰返しのフレーズがあと1回のところで、合図音が聴こえます。

「あと1回ある」と意識し、次のフレーズがはじまるギリギリまで
子どもの近くにいて声をかけます。

全員のところに必ず行きましょう。

・無理に片づけなくていい。

お絵描きリトミックのあと、片付けずに描いている子どももいます。

そのときは、ママパパに「無理に片付けなくていいですよ」と
声をかけましょう。

楽しく夢中になっていることを受け止めます。

そして、ママパパに次のカリキュラムの用意を横でしていただき
音楽に合わせてリズムをとってもらいます。

子どもは、だんだんと次のカリキュラムに興味を示していきます。

お絵描きリトミックを繰り返すうちに、準備する、お絵描きをする、
片付けるという流れを、子ども自ら楽しんでできるようになります。

・クレヨンへの興味を受け止める。

お絵描きリトミックで、初めてクレヨンに触れる子どもも多いです。

最初は、クレヨンは“描くもの”と言うより、
“きれいな色のおもちゃ”の感覚です。

クレヨンを箱から出したりしまったり、並べたりぐちゃぐちゃにしたりします。

これは、クレヨンに興味を持っている行動です。

そのことをママパパに伝え、見守っていただくようにします。

また、ママパパに、子どもが手にしたクレヨンの色を「赤だね」「青もあるね」と
声に出すよう促します。

クレヨンをギュッと握って描く最初は、トントンと上下に動かしたり
左右に動かします。

次に、しっかりとクレヨンを、鉛筆を持つように持って、
肩から腕を回してグルグルして大きな形を描きだします。

その後、月齢や身体発達に伴い、手首、指先と細かい動きができるようになり、いろいろな形を描けるようにと変化します。

今、子どもがしていること、できていることを褒め見守りましょう。

描くことが「楽しい!」「できた!」と感じることで、
どんどん意欲を高めていきます。

③準備

・先生が用意するもの
ホワイトボード
ホワイトボードマーカー
ホワイトボードマーカー消し

・生徒さんが用意するもの
水性クレヨン(12色程度)
B4サイズお絵描き帳
レジャーシート(張りのあるもの)
お手拭きタオル

※生徒さんが用意するもの一式は、教室でも
貸出予備として用意をしておきましょう。


(6)プリント教材

プリント教材は、2歳児キッズ後半のリトピュア効果がわかる、
鍵盤導入にも繋がる、ママパパが嬉しいカリキュラムです。

キャラクターと音符を線で結んだり、聴こえてきたリズムのキャラクターを
探したり、鍵盤の中からドを探して丸をつけたりします。

子どもの反応をよく見て声をかけ、成長をママに伝え
喜んでいただけるように進めます。

プリント教材を使ったカリキュラムでは、子どもは何段階かの
思考、行動をとります。

たとえば、キャラクターと音符を線で結ぶレッスンでは、
次の3段階になります。

1.音を聴いて何のリズムか考える
2.プリントの中から、聴こえたリズムのキャラクターや音符を探す
3.探し当てたキャラクター、音符にクレヨンで線をひく

この一つひとつを子どもが、考え判断していきます。

ママパパに、結果だけでなく、この経過にも目を向けて
褒めるよう促します。

子どもの様子を見逃さずに、具体的な様子を
ママパパに伝えることが大切です。

①隊形

・対面で座る。

ホワイトボードが見える位置か、遠くないか、
シートを広げている状況を見て、必要に応じて場所を誘導します。

ママパパに、子どもの横に座るよう声をかけます。

②ポイント

・手順がわかるようにする。

子ども自身が、聴いて考えて行動できるように、
はっきりとした言葉で、話しましょう。

何をしたらいいか、子どもがわかるように、声の大きさ、話す言葉、
視線、示す手先などに気をつけます。

指導動画をよく観て、マネをしてください。

・経過を見逃さないで褒める。

子ども自ら、試行錯誤している様子や、線はひかないけれど、
指で正解を示している様子などを、見逃さずに褒めます。

ママパパに、その経過が大事であることを伝え、一緒に声に出して
褒めていただきましょう。

③準備

・先生が用意するもの
ホワイトボード
ホワイトボードマーカー、ホワイトボードマーカー消し
マグネット(プリント教材をホワイトボードにつける)
プリント教材(クラス人数+予備)

・生徒さんが用意するもの
水性クレヨン(12色程度)
レジャーシート(張りのあるもの)
お手拭きタオル

※生徒さんが用意するもの一式は、教室でも
貸出予備として用意をしておきましょう。

 
 

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本書の無断複写・複製は禁じられています。
リトピュアカリキュラムの無断使用は、いかなる場合でも認められません。

 

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