教具を使わないレッスン

 

教科書ーレッスンポイントⅡ

 
 

3.教具を使わないレッスン

教具を使わないレッスンもあります。

先生の動き、言葉で、何をどうするのかを伝えることが重要になります。

全体がよく見える隊形づくりをし、視線を合わせてはっきりと話します。


(1)おかあさんとおさんぽ

おかあさんとおさんぽは、即時反応カリキュラムです。

♪おかあさんとおさんぽ~と歩く中で、聴こえてくるいろいろな合図音を
子どもが自ら聴こうとする耳で聴き、即時に反応します。

先生は、合図音より先に「止まって」などの言葉を言ってはいけません。
合図音の後に「止まれたね」などと、言葉をかけます。

先に言葉を言うと、即時反応ではなく、指示行動になってしまうからです。

そしてママパパに、先生と同じように、合図音により子どもが反応したあとに
「止まれたね」と、言葉をかけてもらうように伝えます。

先生は、言葉が多くならないように気をつけましょう。

子どもが音を聴こうとしていることを、妨げることになってしまうからです。

①隊形

・最初に、歩きながら大きな円をつくる。

小さな円で座っていた隊形からなので、歩きながら、円を少し大きくします。

歌詞は
♪おかあさんとおさんぽ おとうさんとおさんぽ
と繰り返します。

・最後は、先生の定位置に戻る。

最後は、定位置(講師セットを背にした会場全体が見える位置)に戻ります。

②ポイント

・「立って!」をアクションとともにハッキリとした声で言う。

座っている親子を立たせるために、タイミングよく言うことが大切です。
1回のアクションで、誘います。

体験の方がいるときは、すぐ近くにいき、「立って、一緒に歩きます」と
0歳児ベビーでは「お子さんを抱っこして立って、一緒に歩きます」と
説明を加え安心して動けるよう声をかけます。

そして、手で進行方向を示し、音に合わせて歩き出します。

・おさんぽのねらいを伝える。

おさんぽの途中、静かな子守唄のところで、おさんぽのねらいを伝えます。

「おさんぽは、即時反応カリキュラムです。
子どもの聴こうとする耳を育てます。
合図音の後に “止まったね” “速くなったね”と声をかけてくださいね」

体験の方がいるときは、必ず言います。
入会や体験の方がいないレッスンのときも、ときどき言いましょう。

ママパパも何度も聴くことで、
「即時反応なのね」「聴こうとする耳を育てるのね」
ということが、インプットされていきます。

・子どもの反応を見逃さないでママパパに伝える

音が止まったときや、はじまったとき、最後にだんだん音が
ゆっくりになったときなどは 子どもの反応が明確な褒めどころです。

子どもの反応を見逃さないで、観たままそのままを声に出して褒めます。

合図音の種類と行動
音が止まる・・・・・・・・・動きを止める
音がはじまる・・・・・・・・動きだす
音が速くなる・・・・・・・・速く動く (“走る”ではありません)
音がゆっくりになる・・・・ゆっくり動く
他 しゃがむ・反対を向く・リズム打ちをする
リズムステップをする・ポーズをする・横になる・など

指導動画をよく観てください。
(※動画3.キッズ ベビー おかあさんとおさんぽ 参照)

先生自身が、正しくきれいな動き(手足の先、姿勢)ができる練習を
しましょう。


(2)手あそび

手あそびは、各クラス(2歳児キッズ・1歳児リトル・0歳児ベビー)
月2曲行います。

1曲を2ヵ月連続で、1曲スライド式になっています。
例 4月: 手あそびA+手あそびB
5月: 手あそびB+手あそびC

指導動画を毎月よく観て、歌詞、動きを覚え、同じ動き、声かけが
できるようにします。
動作の大きさ、身ののり出し方なども、すべてマネをしましょう。

①隊形

・円になって行う。

0歳児ベビーは座って行います。
2歳児キッズや1歳児リトルは、手あそびによって、立って行うことも
あります。
指導動画をよく見て確認しましょう。

・手あそびはじまるよ~の歌で隊形を整える。

ママパパに「前に」と声をかけ、円を小さくし、「パッパ―」の後、
すぐに座ります。
歌の最後は、定位置(講師セットを背にした会場全体が見える位置)に
戻るようにします。

②ポイント

・子ども一人ひとりと視線を合わせる。

歌詞、動きとも流れるようにできるまで、繰り返し練習をしておきましょう。

そして、手あそびはじまるよ~の歌で、まず子どもと視線を合わせます。

手あそびになったら、子どもの近くに行き、動きをみせながら、視線を
合わせましょう。

レッスン 3つのポイント
・一人ひとりと目を合わせる
・歌や言葉の頭は明確に声を出す
・オーバーアクションで動きを誘う

(※動画4.キッズ ベビー 手あそびはじまり~手あそび歌 参照)


(3)コミュニケーション

コミュニケーションは、親子で手をつないで一緒に動いたり、クラス全体で
マスゲームのように動いたりするカリキュラムです。

リトルクラスでは、親子で動きます。
キッズクラスでは、クラス全員で手をつないだり、
同じ方向に動いたりし、一体感を感じられる動きをします。

先生は、指導動画を観てオーバーアクションで
自信を持って動けるようによく練習しておきます。

そして、タイミングよく次の動きを誘導しましょう。

①隊形

カリキュラムによって、隊形は異なります。
指導動画をよく見て行いましょう。

②ポイント

・伝わる動き、言葉がけをする。

レッスン 3つのポイントができているか、
指導動画で練習をするときに、チェックしましょう。

レッスン 3つのポイント
・一人ひとりと目を合わせる
・歌や言葉の頭は明確に声を出す
・オーバーアクションで動きを誘う


(4)ロンド

ロンドは、ママパパの動きからベビーちゃんにリズムを伝える、
ベビーリトミックならではのカリキュラムです。

リズムが伝わるように、ママパパが音楽をよく聴き、
ママパパ自身が楽しく動けることが大切です。
(※動画11.ベビー ロンドン橋 参照)

①隊形

ママパパがベビーちゃんを抱っこして、円になって行います。

立って歩きたいベビーちゃんは、ママパパと手をつないで行うよう、
声をかけましょう。

②ポイント

・ママパパの動きを少し前に簡潔な言葉と動作で伝える。

ママパパは、次の動きがわかると、流れにのって動くことができ
楽しむことができます。

ママパパが楽しく動くことで、ベビーちゃんにもリズムが伝わります。

指導動画で、このタイミングを言葉と動きとテロップで伝えています。
よく観て、練習してください。

・どう抱っこしたらいいか、はじまる前に伝える。

抱き方は、ベビーちゃんの月齢や状況によって異なります。
横抱きでも、縦抱きでもよいこと、ママパパが楽な抱き方で
ベビーちゃんの顔が見えるように、抱っこしていただくよう促しましょう。

ベビーちゃんの表情の変化を、ママパパにも感じていただけます。

また、少し大きいベビーちゃんの中には、歩きたい子もいます。
その場合は、ママパパと手をつないで一緒に歩いてもいいことを
伝えましょう。

同じ動きをしていなくてもいいのです。
その子が音楽、リズムに反応している様子を見逃さず、
言葉にして褒めます。


(5)音階あそび

リトピュア式レッスンには、ベビーちゃんから音階に親しむ
カリキュラムがあります。
(※動画10.ベビー かえるでドレミ 音階あそび 参照)

0歳児ベビーでは、ママパパが音階を声に出して言いながら、
ベビーちゃんの身体を触れて、音階に親しみます。

1歳児リトルでは、ママパパと一緒に音階を声に出して、
身体の部位を触れて音階に親しみます。

2歳児キッズでは、声に出して身体の部位に触れるだけでなく、
音を聴いて、音階を当てるカリキュラムもあります。

①隊形

・円で行う。

0歳児ベビーは座って行います。
2歳児キッズ、1歳児リトルは、カリキュラムによって異なります。

②ポイント

・ママパパが、音階を声に出して言う。

音階は、ママパパが声に出して言うことが、大切です。

ママパパに、部位に触れながら、声に出していただくよう、促しましょう。

子どもは、目から耳から、そして身体から、
音階を感じていくことができます。

 
 

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