チャイム音が聴こえるまでにすべきこと
教科書ーレッスンポイントⅡ
1.チャイム音が聴こえるまでにすべきこと
レッスンのチャイム音が聴こえるまでの時間は、
先生とママパパと仲良しになれる大切な時間です。
事前にメールや電話でもコミュニケーションをとっていますが、
さらに、ここで仲良しになることができます。
ママパパと先生が仲良くしている様子を見ると、子どもは安心し
リラックスします。
よい心理状態で、レッスンに入ることができるのです。
教科書「入会に導く行動」も参考にしてください。
(1)音のこと
入場したら、まず、レッスンCDをかけ音楽を流します。
レッスン開始までに時間にゆとりがある場合は、
レッスンCDの「トラック2(入場)」の音をリピートして流します。
レッスン開始時間になったら、リピートを解除して、
40分ノンストップレッスンをスタートさせます。
レッスン用のCDデッキを購入する際は、販売店で、
リトピュアCDを実際にかけて、以下のことを、確認してください。
・リトピュアCDの音が再生されるか
・音量は十分に出るか(小さい音ではレッスンが成功しません)
・CDを入れてすぐ反応するか
・リピート機能がついているか
(2)子どもにすること
・靴下を脱ぐよう促す。
基本的にレッスンは靴下を脱ぎ、素足で行います。
先生や子どもは、靴下を脱いで素足になることが、望ましいです。
靴下を脱ぎ素足になることで、足の裏で直接リズムを感じることが
できるからです。
立って歩ける2歳児キッズ・1歳児リトルはもちろん、0歳児ベビーも
その足の裏に、ママパパが触れる刺激を直接感じることができます。
会場環境やお子さんの状況によって、靴下をはいている場合は、
すべらないようにママパパに充分注意していただきましょう。
・名札を付けるよう促す。
名札は、左胸に付けるようお声かけしましょう。
※先生はつけません。
0歳児ベビーは、月齢に応じて、肩や背中にするよう促しましょう。
胸に付けた名札を、ずっと口に入れてしまう場合などです。
肩に付けても、引っ張って口に入れる様子が見られたら
背中に付けるよう促します。
名札を背中に付けた場合、先生からは見えづらい状況となります。
おへんじの歌までに、何度も名前を呼んで、覚えておきます。
・レッスンシールを貼る。
入室後、ママパパと子どもは支度を整えたら、レッスンシールを貼ります。
シールを選ぶ、はがす、貼るは、子どもが考え指先を使う、
それ自体が知育です。
先生は、ママパパが一人で貼ってしまわないように、声をかけましょう。
2歳児キッズ、1歳児リトルだけでなく、0歳児ベビーちゃんにも、声をかけて一緒に貼るように伝えましょう。
レッスンシールの用意、促し方は、教科書「リトピュア式レッスン-Ⅰ」
を参考にしてください。
毎回、同じシールを選ぶ、キャラクターの音符を選んで貼るなど
子ども一人ひとりの様子を見逃さないでママパパに伝えましょう。
・一人ひとりに声をかける。
生徒さん、体験の方、レッスンに参加する全員に、声をかけます。
特に体験の子には、穏やかに声をかけるようにします。
このとき、子どもの名前を会話の中に入れます。
たとえば「(名前)ちゃん、わんくん、見つけられたのね?」
「(名前)ちゃん、こんにちは。今日はパパも一緒ね」です。
特に、体験の子の名前は、意識して何度も呼びましょう。
声をかけながら、ママパパとの会話や子どもの行動から、
その日のコンディションを感じとりましょう。
事前の電話ですでに把握できている、ママパパが興味のあること、
期待していることや不安に思っていることなどを考慮して、
コミュニケーションをとります。
(3)入会・体験のママパパにお話すること
入会や体験の親子さんと、まずお話をしましょう。
リラックスして、レッスンを楽しんでいただくために大切なことです。
先生は、入会や体験の親子さんが、クラスの雰囲気の中に
スッと入れるように気配りをしましょう。
①隊形
・お話するママパパや子どもの斜め前に座る。
正面は、無意識に相手に威圧感を与えます。
居心地よく、和やかにお話できる位置として、横、または斜め前にします。
そのとき、先生はクラスや子どもの様子も目に入る位置かどうか
意識しましょう。
②ポイント
・入会、体験の子を、クラスのママパパに紹介する。
「今日から入会の(名前)ちゃんです。(数字)ヵ月です」
「今日、体験の(名前)ちゃんです。(数字)ヵ月です」
月齢や居住地域など、共通項があるママパパや、先生の近くに座れるよう
誘導します。
・はじめての子どもの身体に、すぐには触れない。
頭やほほ、肩など、いきなり子どもに触れることはしません。
触れる前に、子どもやママパパとまず会話をしましょう。
・ママパパに、レッスンでしてほしいことを伝える
体験者用リトピュア教具セットをお渡しし、子どもが自由に出して
持っていていいことを伝えます。
子どもの近くに行って、ママパパにトントンとリズムをとってほしいことも
伝えます。
・ママパパに写真を撮ることの承諾を得る
ママパパに、写真を撮ること、その写真をブログに掲載することを伝え、
承諾を得ましょう。
教科書「入会に導く行動」を参考にしてください。
(4)先生が注意すること
・チャイム音が聴こえる直前に、先生の定位置に立つ
チャイム音の前、速いテンポの音楽になったら、
先生の基本となる立ち位置(会場内 基本の配置①)に立ち、
「もうすぐ はじまるよ~」と子どもに声をかけます。
2歳児キッズ、1歳児リトルは、子どももママも立って、円をつくります。
0歳児ベビーは、円をつくって座り、ママパパの膝の間にベビーちゃんを
座らせるよう声をかけます。
先生の定位置は、教科書「会場選びと教室準備」を参考にしてください。