撮影方法―タイミング・構図

 

教科書ーブログを書くⅢ

 
 

4.撮影方法―タイミング・構図

撮りはじめは「いい写真が撮れない」と思うかもしれません。

まずは、気にせず、たくさん写真を撮ることから、はじめましょう。
レッスン中、自分に余裕のある、動きに無理のないときに撮影しましょう。

たとえば、ママパパと子どもが部屋に入ってくるとき、シールを貼っているとき、教具を取り出しているときなどは、撮りやすいタイミングです。

「おへんじの歌」のとき、ママパパにお子さんの名前を呼んでもらう場面をつくりると、シャッターチャンスができます。

1回のレッスンでたくさん写真を撮っておけば、その写真を何回にも分けて使うことができます。

必ずしも、その日に撮影したものを、その日に使わなくてもいいのです。

レッスン中に写真を撮ることに慣れてきたら、どんな記事を書きたいかを
あらかじめ考えておいて、それにふさわしい写真を撮ることもできます。

撮れない、と思わないで、まず写真を撮ることからはじめましょう。

レッスン中に撮影することに慣れてくると、より良い場面が撮影できるようになります。

ときには、先生のご家族やお友だちなど写真撮影のうまい方にレッスンに同伴していただき、たくさん撮っておいてもいいですね。

その際は、どんな写真が欲しいかイメージ伝えて、撮影をお願いしましょう。

写真は、撮影後、トリミングをして使うことができます。

トリミングの方法については、6.編集方法で、解説しています。

※トリミングとは…
PCで画像を加工する際、意図に合わせて不必要な部分を
取り除き、目的に合った画面に整えること

(1)どんな写真がいい写真か・・・

子どもがイキイキして楽しそう、何かに一生懸命見入っている、集中している場面の写真などがいいですね。

楽しそう、おもしろそう、イキイキしている・・・・といったことが語らなくても
伝わる写真
です。

人数が多いクラスでは、ときどき、教室の集合写真もいいですね。
にぎわっている感じが出て、集客に効果的です。

望ましくないのは、子ども一人ひとりを記念写真のように撮った写真です。

これは、体験をしようと思っているママパパには、あまり興味がわかない写真です。

子どもやママパパが楽しそう!イキイキしている!集中している!と、
リトピュアレッスン、教室の楽しさが伝わる写真を撮影し、掲載しましょう。

(2)どの角度から撮るか・・・

高い位置から撮るか、座った低い位置から撮るかでも写真の印象が
変わります。

また、カメラを引いて、全体が入るように撮ることもできますし、寄ってアップで撮ることもできます。

どんな写真が撮りたいか、イメージができていると、高さ、構図も決めやすいですね。

高い位置からの撮影では、全体の雰囲気を伝えることができます。

低い位置からの撮影では、遠近感や、子どもとママパパのイキイキとした
表情を伝えることができます。

いろいろな高さ、角度から撮ってみて、どう見えるか、自分の目で確かめてみましょう。

高い位置から撮影した写真

低い位置から撮影した写真

次の(3)では、実際にいつ、どの場面で撮れるか、具体例をあげますので、
参考にしてください。

(3)自分で撮りやすい場面

■入室のとき
部屋に入ってくる様子や、教具バッグを持っている姿、ママパパ同士が話している姿を、撮影することができます。
レッスン前のクラスの雰囲気が伝わります。

■シールを貼っているとき
入室後、レッスンシールを一人ひとり貼っている姿を撮ることができます。

シールを貼るときの子どもの手元のアップや、ママパパと一緒にどれにしようかと顔を見合せている様子を撮ることができます。

■おへんじのとき
人数にもよりますが、一人ひとりを呼んだ後、「皆さん」や「ママパパに呼んでもらいましょう」と言うときがありますね。

カメラを手元に用意しておいて、「ママパパに呼んでもらいましょう」と声をかけた後、撮影することができます。

■おさんぽのとき
カメラを持って、動きます。
止まった瞬間をねらって、撮影することができます。

■教具を出し入れしているとき
カリキュラムの間で、次の教具をバッグから出している様子を撮ることができます。

「タンバリンあるかな~」と声をかけた後、子どもがバッグをのぞく姿や、
タンバリンを手にできた瞬間などをねらいます。

同様に、バッグにしまっているときも、見逃さないようにしましょう。
褒めるポイントにもなります。

見守っているママパパの表情も構図に入れると、より温かい写真になります。

■キャラクターリズムカードやカラーボードをひろげているとき
教具バッグから教具を出し、膝の前に広げているときも、撮影することができますね。

先に、先生は広げて、その場から撮影することもできますし、
カメラを持って子どもの近くに行き、声をかけながら撮影することもできます。

「わんくん いた?そうお顔が見えたね」(パチッー撮影)
「カラーボード、お膝の前に並べてね」(パチッー撮影)

と、いうような感じです。

(4)撮影を誰かに頼んだときに撮ってもらうといい場面

先生が一緒に動いているときや、絵本やカードを手にしているときは、
撮影がしづらいですね。

ときどき、お友だちやご家族に撮影をお願いするといいでしょう

そのときは近くからも遠くからも、たくさん撮ってもらいましょう。

たくさん撮っておいてもらえれば、撮影後、その中から使いたい写真を
選んでトリミングをして使うことができます。

何回分ものブログ掲載写真を用意することができます。

■円をつくって座っているとき
高い位置から、クラスの雰囲気が伝わる様子、
低い位置から、集中している様子を撮ることができます。

写真サイズを大き目に設定してあれば、引きで全体を撮った写真の
中からも、トリミングをして一部分を使うこともできます。
あまり細かいことは気にせず、たくさん撮っていただきましょう。

■タンバリンやダンスをしているとき
タンバリンでは、叩いている瞬間や、上にあげているとき、タンバリンを
ジッと見ているときなどが、撮影のタイミングです。

ダンスでは、ママパパと目を合せている様子や、手足をいっぱい動かしている
様子、クラスで一体になって動いている様子などが撮影のタイミングです。

■絵本やフラッシュカードに注目しているとき
絵、カードで先生と子どもが対面に座っている場面を、先生の背中側
から撮影すると、集中しています!と記事がかける写真が撮れます。

■先生を入れた構図が欲しいとき
ときには、先生が入っている写真があるといいですね。

フラッシュカードや絵本を見ている写真に先生が入っていると、
より集中している雰囲気が伝わります。

また、先生自身の楽しそうな笑顔や子どもと目を合せている表情、
き生きと動いている様子も、どんな先生かが伝わるいい写真です。

先生も入ったクラスの集合写真を撮っておきましょう。

その他、撮影してくださる方に、自分も入れて撮ってほしい場面を
具体的にリクエストしておきましょう。

 
 

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